SNSアカウントをフォローする上で、どのような情報を誰から得るのかは重要な要素ですね。
しかし、時にはフォローした相手が一万人以上のフォロワーを抱えているアカウントでも詐欺に手を染めていることはあります。
そこで役に立つのが、私が開発した自動で数値化を行ってくれるGPTsです。
この記事では、今回開発したGPTsの活用法について解説します。
詐欺からアカウントを守り、安全な情報を確保しましょう。
アカウントの詐欺レべルを測定
ChatGPTに有料課金をしていると利用できるGPTsにおいて、SNSなどでフォローしようとしている相手が詐欺師なのかを事前に見抜くためのGPTsを開発しました。
事前に洗い出した、詐欺師に共通する言動や表現、またアカウントの特徴などを数値化して、どの程度の詐欺レベルがあるのかを測定してくれます。
↑上記は実在するあるビジネスアカウントをGPTsで測定したものになります。
どのようなSNSであっても、アカウント名とユーザーID、そしてプロフィールや投稿内容など多くの情報を入力するほど、判定の精度は向上します。
また、ChatGPTは事前に入力されている特徴と実際の文章を照らし合わせた上で、該当箇所だけを画面に表示してくれますので、冗長にならず、利用者に対して簡潔に情報を伝えてくれます。
↑上記のChatGPTが各採点を行い、その合計と結論を出したものです。
入力情報が不足している場合、「初期値」を5%へ設定していますが、必要な情報が入力されていれば初期値は0%のままになります（たまに5%のこともありますが、気にするレベルではありません）
この情報を基にして、フォローするかどうかを判断すると良いでしょう。
特にX（旧：Twitter）では、誰かをフォローしたり引用やハートを付けるだけでも、その人に関連した情報が自動で集まるので、取捨選択が本当に重要です。
一度、詐欺レベルの高いビジネスアカウントをフォローしてしまうと、しばらくは似たようなビジネスアカウントの投稿に埋め尽くされてしまうので、事前に「怪しいアカウントなのか？」を知ることはとても大切です。
そしてこのGPTsは、そのようなSNSのアルゴリズムに利用者が踊らされないように手助けしてくれます。
是非、一度試してみてください。「気になるあの人も、もしかしたら．．．」ということもありますので。
ただ、怪しそうなのに詐欺度合いが低くなる時もあるので、1回~2回程度入力し直すと安定する可能性があります。（随時更新していますので、出力はいずれ安定する……かなぁ汗）
なお、診断結果はあくまでも一個人が心理学や独自の調査によって得た情報を基に作成されますので、必ずしもその内容が全て正しい訳ではないことはご了承ください。
明らかにご自身の目で見ても怪しいアカウントは、結果の有無に関わらずフォローしないことをお勧めします。
制作の背景（小話）
最後にちょっとした裏話的に、なぜこのようなGPTsを作ろうかと思ったかについて語ります。
とにかく最近は生成AIを利用したビジネスアカウントが増加傾向にあります（内容の真偽は置いておいて）。
例えばディープフェイクが流行れば、「ディープフェイクで楽々、月100万円！」などといった、どう見ても怪しい投稿や情報商材が溢れ始めます。（というかディープフェイクが話題になってからすぐに100万円はあり得ないです）
生成AIの分野も様々な技術が高速でリリースされては進化を現在進行形で続けているため、既に成熟したブログやせどりなどと違い、体系的に情報をまとめるのは難しく進化の速度が速いだけに、正誤の判断が出来る人はほぼ居ないという点も詐欺の温床になりやすい点です。
これは生成AIが急速に普及するのは目に見えているので、特に2024年から本格的に生成AIに触れ始めた人にとっては、全てが新しく、同時に全てが恐ろしく映るでしょう。
そんな時に、甘い言葉で「生成AIで○○するだけで、月10万~100万円」と囁かれ、高額のお金を払わされてしまう人が続出する可能性が予想できます。
しかし、SNSに蔓延るビジネスアカウントの多くは複数のアカウントを代理人を通して運用しており、囲い込んだ信者（カモ）から定期的にお金を搾取しています。
そして新しい技術が登場するたび、信者に購入させはその実績を「最新技術でビジネスコンテンツを作成したら、1日で10万円も売れた」というように、大々的なアピールを行って新たな信者（カモ）を呼び寄せるというサイクルを作り上げているのです。
既に成熟しているブログアフィリエイトならともかく、生成AIなどの新しい分野ではフォロワーが多く、一応の実績があり、見かけ上は多くの人に支持されている人の言葉を初心者はすんなり受け入れてしまうのでしょう。
そして頑張って働いたお金を手放し、ゴミのようなコンテンツを購入しても「やることが多い」・「謳い文句は嘘だった」という事態になるのを防ぐためにGPTsを作りました。
もちろん完璧とは言い難いですが、１つの目安として活用していただければ幸いです。