今やインターネットは情報の海、その中で独自のアイデアや知識を持つことがどれだけ価値あることかを私たちはよく知っています。
しかし、そのアイデアをどうやって現実の価値に変えるか?
そこで登場するのが、生成AI技術とプロンプト販売サイト「Prompt Plus」の組み合わせです。
ChatGPTを利用したプロンプト作成は、単なる趣味や好奇心から一歩進んで、あなたのクリエイティビティを直接的な収入源へと変貌させる道を開く鍵です。
今こそ、あなたのアイデアをPrompt Plusで販売し、未来のデジタル経済における一石を投じる時です。
この記事を読めば、あなたもプロンプト販売への第一歩を踏み出せるでしょう。
Prompt Plusとは
Prompt Plusは、BizTech株式会社と株式会社UUTECHが共同で作っており、人工知能(AI)に指示を出すための「プロンプト」という文章の売買が行えます。
またこのサイトでは、以下の4つのAIプロンプトを取り扱っています。
「ChatGPT」、「Stable Diffusion」、「Midjourney」、「DALL-E」です。
生成AIに馴染みが無い人からすれば、一般的には「生成AI=ChatGPT」と思われがちですが、Stable DiffusionとMidjourney、DALL-Eは絵を描くのが得意な生成AIも存在しているため、生成AIといっても多種多様です。
そしてそんな生成AIでは指示を出すためには、自然言語による「プロンプト(命令文)」が必要となります。
このサイトは、最適化した「プロンプト(命令文)」を必要とする消費者に手頃な値段(無料~2000円)で販売しています。
実際に私自身が販売し、利益も出しているプロンプト↓↓↓
売る側だけでなく、買う側としても、ここで良いプロンプトを見つけられたら、生成AIを使って日々の業務効率化などを簡単に実行することもできます。
意外と公式が無料プロンプトをかなり提供しているので、購入や販売を検討している人は一度どのような仕組みでサイトが運営されているのかを理解する為にも、購入してみるのも手だと思います。
プロンプトの販売のプロセス
実際にPrompt Plusでプロンプトを売るときには、まずアカウントの作成が必要になります。
ホームページの右上にある「ログイン」をクリックし、自分のGoogleアカウントでログインすることになります。
特にメールアドレスやパスワード等の設定なども必要なので、この辺は楽でいいですよね。
ログインすると、もう一度ホームページへ画面が移るので、そこから左側にある「プロンプトを出品」をクリックします。
すると上記のような画面に移動するので、そこで「サービス」を選択して、初期設定ではMidjourneyになっているので、ChatGPTに変更してください。
ChatGPTに変更すると画面が切り替わり、「プロンプト名」・「プロンプトの説明」、「アウトプット例」、「プロンプト」、「プロンプトの使い方の説明」、「エンジン(ChatGPT3.5orChatGPT4)」、「価格(無料~2000円)」の項目へ記入を求められます。
ここは適宜、自分のプロンプトがどのような動作をして、どのような出力をするのかを詳細に書いて行ってください。(基本的に全ての項目へ記入は必須なので、文章を考えておきましょう)
プロンプトの説明は特に商品説明にあたるため、しっかりと文章を考えておく必要があります。また日本人だけでなく外国人の利用者も想定し、英文を載せておくと、購入の対象者が広がるのでより注目度や購入率の向上に繋がる可能性があります。
そしてプロントを全て記入し終わったら「Prompt Plusで初めて販売する場合に限り」、Stripeへの登録を求められます。
そこから先は口座情報などを登録する必要があるので、ご自身で操作してもらう必要があるのですが、1つだけ注意しなくていけないことがあるので、それだけ述べさせてもらいます。
それが「特商法表記の記載」を求められるパターンです。
実際にStripeから送られてきたメール文↓↓↓
私は最初、このメールが送られてきた時に驚きました。その理由は、Prompt Plusの公式Q&Aで以下のように、ウエブサイトの提出を求められるのは2023年7月6以前に登録した人のケースだったからです。
2023/7/6以前に出品登録(Stripe登録)を行って頂いた方はStripe社よりウェブサイト等の提出を求められる可能性があります。
上記対象のクリエイターの方については、別途メールにてご案内を行っております通り、マイプロンプト一覧(https://prompt-plus.ai/my-prompts)より再度Stripe登録をお願い致します。
Prompt Plusの公式Q&A
なので、私自身は2023年の11月末に登録していたので、この上記のメールが送られてくるとは思わず、StripeとPrompt Plusに相談のメールを送り、2週間以上も協議を行ったところ結果として、今現在運営しているブログサイトへ「特商法表記」の記載を行うことで、口座入金を認証してもらうことができました。
特商法表記の作り方は、基本的な内容に関してはPrompt Plusの特商法表記をコピペし、「事業者」や「問い合わせ用のメール」などを変更してください。
なお「住所」と「電話番号」に関しては、Stripe側の主張によると「顧客から正式な請求があった場合にのみ、その顧客に対してのみ情報を開示する」という手段が行えるので、実名や顔を晒して活動をしていない人もこの辺は安心できる要素ではないかと思います。
またブログサイトなどを所有していない人も、SNSアカウントなどで対応できるそうなので、その辺はStripeから指示を仰いて適宜、「特商法表記を記載」をすることで、口座への入金は正しく行われると思います。
全てが完了するとPrompt Plusの「メニュー」にある、「マイプロンプト一覧」で自分が投稿したプロンプトの現在状況を確認することができます。
プロンプトを投稿したばかりだと、審査中になっていると思うので、3日~5日で問題がなければ公開中へと変更されて、実際に利用者が閲覧および購入できる状態になります。
最後に、プロンプトの売上の確認方法についてですが、これはStripe Express ダッシュボードにログインすれば、利益総額が確認できます。
月末になると登録したスマホなどに銀行口座への売り上げの振り込みメールが送信されるので、逐一確認しなくてもまとめて確認する事も可能です。
プロンプトの販売と市場の可能性
これからプロンプトを販売しようと考えている人の中には、「今更プロンプトを販売しても遅くないの?」と不安に思う人もいると思います。
答えは、「遅くない」です。
むしろ、生成AIの市場が成長し続ける中で、プロンプト販売は有望な機会を提供します。
技術や市場の動向をしっかりと学び、自分の強みを活かしたプロンプトを開発し、販売することで、今後の大きな波に乗る準備をすることができるでしょう。
現状、様々なプロンプトの販売サイトがありますが国内のサイトではそこまでプロンプトの売買は盛んではありません。
これは日本という国の生成AIに対する関心度合いも関係しているとも考えられます。
しかしこれからは、否が応でもAIと向き合わないといけない社会へと変化するため、プロやアマチュア問わず様々な人が生成AIの分野に参入してくると言えます。
もちろん、プロンプトエンジニアなどのレベルになると市販で売られているようなプロンプトを利用することは無いです。
また有料課金してChatGPT4にすればGPTsなど多種多様な機能を搭載したツールのようなものが無料で使えるので価値は低くなるでしょう。
しかし、生成AIを利用する人が全て営利目的とも限りませんし、プロンプトエンジニア級の技術や知識を求めているわけではないです。
「なるべく安く・性能はそこそこ」という要望は常にあります。
つまり、これからはライト層が増加が見込めるため、ChatGPTなどの生成AIを勉強し、そこで学んだ知識で作り上げた自信作(プロンプト)をドンドン販売していけば、大きな波が到来した時に副収入として期待できるのではなかと思います。