「出張に行かないといけないが、普通のビジネスホテルだと一泊5000円~6000円するし、なるべく宿泊は安く抑えたい」
そんなことを考えるのは私だけでないと思います。
実際、私が同じ悩みを抱えていた時に各ホテルサイトを見たら、東京の東日本橋にobi hostelという面白いホステルがあることに気が付きました。
どうやら、そのホステルは去年のコロナ渦でも売り上げを9倍にしたそうで、一体どんな施設なのかと気になりました。
ちなみにホステルを知らない人のために紹介すると、ホステルとは以下のような施設を指します。
ホステルとは、低料金で短期間の社交的な共同宿泊施設の形態で、ゲストはドミトリーのベッド(通常は2段ベッド)を借り、ラウンジや時にはキッチンを共同で使用することができます。部屋は男女混合または一人用で、バスルームは専用または共用です。個室も利用できるが、ホステルと見なされるにはドミトリーを提供する必要がある。ホステルはバックパッカー、サイクルツーリスト、ギャップイヤー旅行者に人気のある宿泊形態である。
https://en.wikipedia.org/wiki/Hostel
実のところ、ホステル自体は知っていても宿泊をしたことは全くなかったので、そういう意味でも興味がそそられました。
そして実際に予約し、東京の東日本橋にあるobi hostelに一泊した時のその時に体験を軽く紹介します。
私の通ったルートは浅草の駅から都営浅草線で15分程度電車に揺られて東日本橋の駅へと向かい、そこから最短の出口を選んで徒歩で3分~4分ぐらいで目的地に着きました。
到着すると縦長の建物があり、1階はカフェ、2階~3階はフィットネス、4階~5階が宿泊施設となっていました。
宿泊費は男女共用フロアの二段ベッドで一泊約1700円程度と非常にお安く、出張や東京にやってきた地方の人や安く費用を抑えて東京を観光したいバックパッカーなんかにとっては、非常にありがたい存在でありましょう。
ちなみに利用者は外国人の方が多い印象です。
(私よりも先に受付でチェックインを済ませていた人も外国の方でした)
公式のサイトや各ホテル紹介サイトでは、上記のように綺麗な写真が沢山あったので、非常に胸をワクワクさせて予約をした次第です。
ホステルに到着後すぐ、1階のカフェフロアで簡単な本人確認書類を書き、その他の手続きや諸注意を聞いた後、エレベーターで宿泊フロアの階に到着した時に撮ったのが、下の一枚↓
う~ん、この宿舎生活を想像させるかのような、生活感に溢れていますね。
といっても何か不満があるという訳ではなく殺風景なビジネスホテルより、多少はごちゃごちゃしている方が私の性に合っているので問題はありませんでした。
で、肝心なベットがあるフロアの手前には所持品を収納できるロッカーがあり、そこに要らない荷物を置いて鍵をかけてから自分の寝る場所へと歩き、ベット前に来た時の写真が、下のもの↓
素直な感想は「シンプル・イズ・ベスト!」
内装は見た通り非常にシンプルな作りになっていて、なんなら左右の壁もベニヤ板を貼り付けた感じで、ちょっと声を出そうものなら、確実に聞かれてしまうほど、防音性は皆無です。(朝は隣人の目覚まし時計で勝手に起きました)
しかしこういった場所では暗黙の了解として、誰も話しませんし、不要な物音もほとんどありません。
一応、騒音対策として耳栓が置いてあります。
でも私としては意外と快適な空間だったので、このシンプルだからこそ清潔感がある部屋が気に入りました。
あと普段は使われていないのか、イヤホンを置くところが埃にまみれていましたが、すぐに気にならなくなりました。
そして普通のビジネスホテルとは違い、チェックアウトも11時までに済ませれば問題ないため割と時間に余裕があるので、ゆっくり起きられるところは良かったです。
ちなみに2階~3階のフィットネスは、ほとんど利用しなかったので分かりませんが、他のサイトなどを見ると綺麗な内装かつobi hostelの利用者は880円で筋トレマシーン等を利用できるそうなので、長期で滞在予定のある人にはうってつけではないでしょうか?
その他にも受付でチェックインを済ませると、一緒にタオルを貰えて5階のフロアでシャワーを浴びる事も出来ます。
なぜか私の入ったシャワー室は温度がなかなか上がらないので、かなり焦りましたが最終的にはぬるま湯程度の温度にまで上昇したので、良しとしました。(流石に真冬の冷水はキツイです)
↑上の画像は受付で渡される簡単なobi hostelの説明用紙です。
それとチェックインが21時までで、それを過ぎるとレイトチェックインとして1000円取られます。(チェックアウトも同様)
そしてこのホステルについて唯一の不満点を上げるとするなら、自販機が建物の外にあることです。
外に出るとすぐ右側に自販機があり、その奥にはローソンもあるので何か必要な物がある場合の利便性は非常に良いことは間違いないでしょう。
しかし、喉が渇く度にエレベーターを降りて1階を通り、外に出て自販機かコンビニに向かい、そこからさらに上の階に戻るという一連の行動に煩わしさを感じたところではあります。
そんなわけで、新型コロナウィルスが大流行した東京でも売り上げを伸ばしたホステルだけあって、初心者ながら確かにクオリティは高いと思いました。
まとめると、個人的に気に入ったポイントは
・値段の割にコンビニや駅が近いので利便性が良い
・色々な人が同じフロアを共有しているのに、プライバシーは確保されているのでの私には過ごしやすい
・寝るスペースの広さがカプセルホテルに近いため、無駄がないだけ睡眠に集中できるのため快眠だった
という点が挙げられまして、普通のホテルでは熟睡したりリラックスして滞在できない私でもobi hostelだけは例外的に過ごせたことも強く印象に残っています。
また利用できる機会があるなら是非とも利用したと思いました。