女性の社会進出とフェミニズムの課題:格差を超える道

フェミニズムの課題

 ここ60年で女性運動に大きな改善はあったものの、現在、男女に対する日本や欧米の社会的また文化的構造には多くの欠点がある。

 さらに本来論じなければいけない女性問題に対する見せかけの関心は、多くの男性に対して根拠のない怒りを生み出し、長期的な改善や男女間の効率のよい協力体制作りから注意や財源をそらせている。

 例えばアメリカでは1960年代以降、男性の所得は6%しか伸びていないのに女性は44%も伸びた。

 また都会に住む22歳〜30歳の独身子なし就業者を対象とした2010年の調査では事実、女性のほうが男性より8%多く稼いでいる。

 子どもが居る既婚者で夫より収入が多い女性の割合は、1960年にはわずか4%だったが、2012年には23%になっていた。

 イギリスでは2020年までに女性が特殊技能職の3分の2を占めるようになるだろうと予測されている。

 そしてアメリカ女性は女性の権利を拡張した法の恩恵をかなり受けた。

 まず1960年代前半に食品医薬品局の制定した法により、避妊ピルの販売と使用が認められた。

 さらに教育改正法第9編は、教育における男女差別を禁じた。

 1993年に制定された育児介護休業法によって、女性は出産後や家族の緊急事態に休暇を取ることが可能になった。

 同じ頃にイギリスでは、1970年の同一賃金法や1975年の男女差別禁止法といった法整備が行われ、職業訓練、雇用、教育の機会において女性を差別することが違法になった。

 1974年には、NHS(国民保健サービス)による、女性の年齢や未既婚問わない避妊手段の無料提供がスタートした。

 さらに1976年にはNASAが女性宇宙飛行士を受け入れ始め、1983年にサリーライドが宇宙に行ったアメリカ女性第一号になった。

 国連は2008年に「女性に対する暴力の根絶」キャンペーンを行い、世界規模で暴力の阻止とその政策に対する社会的政治的な啓発を行った。

 2013年のロンドンオリンピックには、史上初めてすべての競技種目に女性が参加した。

 女性問題に対する意識昂揚は、世界中でますます盛んになっている。

 よく言われる少しずつガラスの天井は消え、企業でガラスの天井を守っているのは、いまだに“学友 “のシステムの中に暮らしている前世代の年配男性たちになりつつある。

 そして彼らが定年退職した暁には、さらに多くの有能な女性が産業界のトップの座に就くだろう。

 だがしかし、2014年時点で女性はアメリカ議会の上下院総議席の18%〜20%しか占めていない。

 またイギリスでは、FTSE100銘柄の会社の役員のうち女性はわずか21%で、女性議員は全議員の4分の1にも満たない。

 議会に女性が占める割合の国別ランキングでは186か国中74位という低さだと、フェミニストのローラベイツは指摘する。

 10代には男性より収入の多い女性たちだが、生涯に稼ぐ総額ではまだ男性に後れを取っている。

 同じ仕事で女性の77セントに対し男性は1ドルを稼いでいるという統計も相変わらず存在している。

 ところがエコノミスト誌が指摘するように、もし本当に雇用主が同じ仕事をさせるのに女性に77セントの賃金しか支払わなくてすむなら、彼らは男性よりも女性を選び、株主は大喜びで浮いた分の利益を手に入れるはずだ。

 実際、「77セント統計」はフルタイムの男女就業者平均収入から算出されている。

 この明らかな収入差は、一週間に働く時間の差(たとえばイギリスで、女性就業者の6%に比し、男性就業者の18%が長時間労働をしている)や、男性のほうが女性より子どもの誕生後に取る休暇が短く、さらに工学技術職のような高収入の職に男性の方が圧倒的に多いなどといった原因からきている。

 エコノミスト誌は、女性が望めば労働力として残ることを可能にする法の整備が、正しい方向への大きなステップになると提言している。

【大問題】世界中で男性の能力が年々低下しているという現状

若い女性に蔓延る自己愛

 『自己愛過剰会』では、自己愛性人格の大学生は1980年代以降急増していて、特にその傾向は女性の間に顕著だと指摘している。

 依然、若い男性は自己愛テストで女性より高い点を取っているが、女性は急速に追いつきつつある。

  また14歳〜17歳の平均的女子は1日に100通またはそれ以上の携帯メールを送っている。

 これは男子の送受信数の倍以上である。

 しかしこんなに友達付き合いをしながら、彼女たちは互いに対する本当の気持ちや自分の状況をなかなか正直に打ち明けられないというのが現状だ。

 多くの若い女性互いにオープンでざっくばらんになることには心地悪さを感じる。

 それは相手を批判するや批判されることに関する練習を積んでこなかったせいで、例え親切心から出たものあっても、批判した人を恨まないでいることが難しいからだ。

 対照的に男同士のコミュニケーションは、互いに正直であるという信頼の上に成り立っている。

 女性にはなぜ思っていることを率直に言うことが、そんなに難しいのだろう親友に対してさえも。

 その理由は、女性が社会的な生き物で特に成長の過程においては、自分の幸せが他の女性にどう思われているかにあまりに大きく依存しているからなのだ。

 他の人たちについての情報はパワーだとみなされ、女性は1人の友達に嫌われることで単にその友達を失うだけでなく、その人の意見に左右される他の友人たちからものけ者にされることを恐れている。

 また、ほとんとの女性は互いの感情を傷つけたくないと思っているので、いつの間にか自分の正直な気持ちは押し込められ、結果的に、ほんとうは自分にとって何が問題であれ、友情やグループの結束を保つために、未解決のままで放置される。

 それゆえに、女性の間には社会的に孤立しているという感情もまた存在しているのだ多くの現代女性も現代男性と同じく、異性との付き合いや恋愛やセックスに背を向けつつある。

 「ガーディアン」紙の論説によると日本では45%の女性がセックスに興味がないと言い、独身の方が結婚よりも良いと考える若い女性は90%にものぼっている。

 さらにアメリカでは最近のニューヨークポスト紙に、20代と30代の女性の間に結婚して子どもを産むより、むしろ犬を飼おうとする傾向があるという記事が載った。

 犬ラブの女性読者たちは、「オムツを換え、かんしゃくをなだめ、大学の学費を積み立てるといった人生を放棄することについての迷いはありませんでした。四本足の我が子は間違いなく愛情を返してくれますから」と語っている。

 ある女性は「犬は子どもより手がかからないので出かけやすい」と言っている。

 同じく子どもより犬を好む別の女性は、彼女の小さな子犬は「いびきをかくこと以外はパーフェクト」だとも言っている。

 そしてアメリカペット製品協会は2008年~2011年の間に、小型犬(体重約11kg以下)の数は20%増加したと報告した。

 もちろん犬より人間のパートナーを好む女性たちも多くがアニメや小説の影響で、非現実的どころか、この世にすら存在しそうにないような相手を求めてしまっている。

 ちょうどポルノが男性たちにセックスについて非現実的イメージを与えているように、ロマンチックコメディや官能小説の多くも、彼女たちに恋愛相手の男性について現実離れした夢を抱かせているのだ。

 ほとんどの女性がまず少なくとも自分と同じくらいか、自分より背の高い男性を望んでいる。

 また仕事で成功している多く若い女性が、自身が高い教育を受けて経済的に自立するにつれ、将来のパートナーに求める条件は厳しくなり、その分、自分の時間を分け与える価値のある候補者の数は減る一方だと認めている。

 この背後には、おしなべて彼女たちが事実婚や結婚をして子どもができたあとも、現在の生活レベルを落としたくはないし、できればさらに上質の生活やステータスを手に入れたいと考えている、という理由がある。

 そのせいか、25歳〜34歳の有職者で一度も結婚をしたことのない女性が100人、対し同じカテゴリーの男性が91人という偏った比率になっている。

 それでいて2014年に行われた1000人以上の男女を対象にした調査では、男性の82%と女性の72%が、デートの費用は「男性が全額払うべきだ」と言っている。

 実際、関係が進んだあとでも、女性は14%だが男性は36%が全額払っていると答えた。

 つまり、今どきの女性は男性より高学歴で金銭的にも豊かになりながらも、異性に対して費用を折半することには乗り気でないのだ。

 おそらく男性と女性の両方がもっと馴染んだころ、これは変わるかもしれない。

変化する女性の好みと困惑する男子

 「女性がふしだらな女」と呼ばれたくないように男性も「優越主義者」というレッチルは貼られたくない。

 とりわけ女性蔑視の「男性優越主義者」(chauvinist pig)とは呼ばれたくない。

 しかしどちらの呼び名も長年使われてきた。

 しかし現在は男性について言うと、「女性にしてはいけないこと」のルールがあるい程度は確立された。

 ところが「女性にするべきこと」については何も決められていない。

 したがって毎年、「男性優越主義者」と呼ばれる男性の数は減っているが、同時に、以前に比べて男たちはデートの場面で殺然とした態度をとらなくなっている。

 例えば老カップルと話をすると、男性はよく「彼女ほど美しい人には会ったことがなかった」といった感じのこと言い、女性は女性で「初めて会ったときは彼のこと、すごくむかつくやつだと思ったの…でも、口説かれてしまったわ」なんてことを言う。

 今は女性が「ノー」と言うと男性は真に受け、その先のアプローチをどうしたらいいかわからず、早々に撤退する。

 結果として、男女どちらにとってもデートのチャンスは滅る。

 または、男性は説明もなしに拒絶されたので相手の女性に感じの悪い態度をとるか、ナンパの達人からテクニックを学ばうとする。

 とりわけ男性の頭が混乱するのは、女性たちが「大事にしてくれるやさしい男性と一緒になりたい」と言っておきながら、「押しが強く女性の気持ちなど無視する男性」に、魅かれているのを目撃したときだ。

 「聖女娼婦コンプレックス」にならえて、このような態度を「ヒーロ・ゲス・コンプレックス」と呼ぶ人もいる。

 実際、女性の大半は「恋愛の対象になる人」として冷静に考えた末の行動ではなく、ただ激しく欲情されていると感じたがっているだけというのが、次の手を打つ男性側の判断を困らせる。

 ニューヨーク市立大学スタテンアイランド校CUNY哲学科のマーク・D・ホワイト教授は、男女それぞれが欲情されていると感じたときの経験について、最近の記事にその理解しにくい状況を説明している。

 もし私がデート中に思いやりある心遣いと自然発生的な欲情のちょうどいいバランスを取ろうとすれば、相手女性に十分な尊敬の気持ちを見せないことで起きる損失、具体的には女性の心を傷つけたり怒らせたりするリスクは、情熱や欲情ぶりを十分に見せないことで生じる損失、女性をがっかりさせ、恋愛関係の成立を危うくするリスクよりはるかに大きいと考えます。

 実際、ポスト・フェミニズム世代では、男女の役割はクリアでない。

 今の20代後半から30代前半の男性は繊細で思いやりのある振る舞いをし、攻撃的な衝動は隠すよう育てられたが、それだと何も得られないと感じている。

 10代~30代前半の女性たちは、女性の地位の向上がどうのこうのと言いながら、やっぱり力強さや強引さを前面に押し出す男にセックスアピールを感じている。

 神経の細やかさや、礼儀正しさや、女性の希望を訊くことは弱さだとみなされ、一気に興味を失われる。

 新しいタイプの男性は女性にとっての興醒めであるだけでなく、そのせいで自分から女性を誘うことができなくなっている。

 なぜなら、魅かれている女性に対し強引になっていないか、鈍感でべたべたした態度になっていないか、ありふれたナンパ用語を使ったりしてないか、などと不安になる習慣が染みついてしまっているからだ。

 またReddit(2ちゃんねるに類似するサイト) の掲示板には、次のような興味深いコメントがあった。

 今の男性はどうしていいかわからなくなっていると思う。

 私たちが育ってきた社会では、男が演じる役割はハッキリしていた。

 だが、今ではそのような振る舞いは危険だとされている。

 だから違う態度を取るよう言われるが、女たちは私たち男に慎重で礼儀正しくあることを求めながらも、別の状況では欲情にまかせることを求める。

 一歩間違えば、あなたは積極性や力強さが足りない軟弱者か、強引すぎてレイプ寸前のどちらかだ。

 どの瞬間を切りとっても、行動すべきかを察知するのは困難だ。

 そして今どきは女性を尊敬する「平等主義の男」が報われているかと思えば、次の瞬間には、女たちが男に許可も求められないまま力ずくで奪われるといった空想について話しているのを耳にする。

 この矛盾するメッセージから私はどんなシグナルを受け取ればいいのか?

 女は両方を欲しがるなんてことができるのだろうか?

 もし両方を欲しているとして、彼女たちはどうして相手の男にその場その場で自分の欲しているものを察してもらえるなどと思えるのだろう?

 それとも、彼女たちは実は両方は欲しがっていなくて、ほんとうはどちらか一方だけを欲しいのに、文化の何かが「両方とも欲しい」と言わせているのだろうか?

 現代社会は女性に対して「こうすべきだ」というはっきりしたルールはなく、ただ、してはいけないことのルールが山ほどあるだけだ。

 しかしそれを実行しても、どうやら悲惨な結果になるらしい。

 だったらごめん……僕はゲームをするね

 一つ変わったのは、女性が感じている「解放されて」いなくてはならないというプレッシャーだ。

 それが正確に何であるかについてのコンセンサスはないし、そもそもフェミニズムがあれほどまでに多くの小グループに分かれた理由の一つは、性の解放の意味についてあまりに意見が分かれたからだった。

 たとえば、キャンディダ・ロイヤルやアニー・スプリンクルに代表されるグループは、ポルノは女性に力を与えると考えたが、アンドレア・ドウォーキンやスーザン・ブラウンミラー、ロビン・モーガンといった女性たちは、それはフェミニズムのめざすゴールを弱体化させると考えた。

 ポルノを撲滅しようとする敬度な保守派と急進的フェミニストの努力にもかかわらず、1960年代以降、社会の態度は、結婚まで女性は純潔な処女であるべきだという考えから、女性たちはいつでもどこでも後腐れなくセックスをする準備ができている存在であるという考えにシフトした。

 一方で、いくつかのタブーの誤りは正されたものの、性教育のカリキュラムの大部分は今もビクトリア時代にとどまったままだ。

 「私たちの体、私たちの選択」のスローガンはパワフルだか、誰も自分の体や選択肢について理解していないのに、それに何の意味があるだろうか?

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