男性がブロンドの長髪な巨乳の女に惹かれる進化心理学的な理由とは?

 「男性がブロンドの長髪な巨乳の女に惹かれる」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしない。

 このようなステレオタイプなイメージは、マスメディアや広告、映画やテレビドラマなどによって、私たちの無意識に植え付けられてきた。

 しかし、このようなステレオタイプなイメージには、実際には進化心理学的な根拠があるのだろうか?

 本記事では、男性がブロンドの長髪な巨乳の女に惹かれる進化心理学的な理由について、科学的な見地から解説していく。

 私たちが持つ「好み」や「美意識」には、どのような背景があるのか、進化心理学的な観点から考察していこう。

長い髪が魅力的なワケ

 男性は一般に長い髪の女性を好み、そして若い女性は髪を長く伸ばす傾向にある。

 では男たちはなぜ「長い髪の女性」を好むか?

 人間の胎児は母親の胎内で9カ月間成長し、誕生後も母親が数年間授乳をするため、子供が健康に育つには母親が健康であることが非常に重要になる。

 母親の健康は父親の健康以上に子供の成長に重要なのだ

 そのために男は健康な女と配偶関係を結ぼうとする。

 男たちが若い女を選ぶ理由には、繁殖価や多産度の高さに加え、若い女のほうが年をとった女よりも健康であることが、あげられる。

 男たちは潜在的な配偶相手の健康を何で判断するのか?

 もちろん祖先の環境には人間ドックなどない。

 そこで祖先の男たちは女の健康を自分たちで判断しなければならなかった。

 なので健康の信頼できる1つの指標になるのが髪の毛である。

 男女を問わず、健康な人の髪はツヤツヤしている。

 病弱な人の髪には、ツヤがない。

 病気にかかると、体は栄養素(鉄分、タンパク質など)を病原体との闘いに動員しようとする。

 髪は(骨髄などと比べて)生存に不可欠なものではないので、真っ先に髪から必要な栄養をとる。

 このため、健康かどうかは髪の状態に表れやすい。

 さらに、髪は1年で15cmのペースで伸びる。

 ということは、背中まで垂れた髪(約60cm)には、過去4年間の健康状態が記録されていると言える。

 いったん伸びた髪の状態は後から変えられないからだ。

 今は健康でも、過去4年以内に病気をしていれば、髪にそれがあらわれる。

 祖先の環境では、健康でなければ、つややかな髪を保つことはできなかった。

 年をとった女が髪を短くする傾向があるのもこのためだ。

 年をとれば、髪はツヤを失う。

 年配の女たちはわざわざ髪を伸ばして、健康が衰えたことを示そうとはしない。

 また髪が年齢の指標となることはちょっとした実験で確かめられる。

 街を歩いているときでも、地下鉄の駅でもいい。

 どこか公共の場所で、見知らぬ女性をチェックしてみよう。

 後ろから近づいて、顔も手も服装もみないで、髪だけ観察する。

 髪の状態だけから年齢を推測してみる。

 推測がついたら、追い越して、さりげなく振り向き、怪しまれないように顔をみる。

 髪の状態だけから推測した年齢が、顔も含め全体をみてわかる見かけ上の年齢と大きくかけ離れていることはまずない。

 それほど髪の状態は正確な年齢のバロメーターなのだ。

 この実験で、祖先の環境では女性の年齢を知るのに髪が重要な手掛かりであったことを実感していただけるだろう。

細いウエストに惹かれるワケ

 バスト90cm、ウエスト60cm、ヒップ90cmが、なぜ女性の理想のサイズなのか。

 このプロポーションは恋意的に決められたものではないことが、調査で確認されている。

 テキサス大学の進化心理学者デベンドラ・シンがさまざまな文化圏で行った調査で、男性は普遍的にウエスト:ヒップ比(ウエストサイズをヒップサイズで割ったもの)が低い女性を好むことがわかった。

 シンの実験では、男性被験者に複数の女性の絵をみせた。

 描かれた女性たちはウエスト・ヒップ比が異なるだけで(0.7~1.0まで)、それ以外はまったく同じだ。

 するとほとんどの男性がウエスト・ヒップ比0.7の女性が好みだと答えた。

 スリーサイズが「90・60・90」であれば、ウエスト・ヒップ比のは0.67になる。

 そしてアメリカ、ニュージーランド、イギリスで、シンの実験を非公式に追試されたが、同様の結果が出た。

 男性はウエスト・ヒップ比が0.7の女性を好み、女性はウエスト・ヒップ比が0.9の男性を好んだ。

 では、なぜ男はウエスト・ヒップ比の低い女を好むのか。

 シンは、健康な女性はウエスト・ヒップ比が低いからだと説明している。

 糖尿病、高血圧、心臓病、脳卒中、胆嚢障害などの病気にかかると、体脂肪のつき方が変わり、低いウエスト・ヒップ比を維持できなくなる。

 またウエスト・ヒップ比が低い女性は、多産度が高い。

 重要な生殖ホルモンの分泌量が多いために、妊娠しやすく、しかも早くから妊娠が可能になる。

 さらに言えば、すでに他の男の子供を宿している女性は、当然ながら低いウエストヒップ比を維持できない。

 女性のウエスト・ヒップ比はごくわずかではあるが月経周期に伴って変化し、排卵期に最も低くなる。

 このように男が腰のくびれた女性を好むのは、健康で多産な女性を無意識に求めているからである

 欧米社会では長い歴史を通じて、女性たちは腰のくびれを強調するコルセットを身につけてきたが、低いウエスト・ヒップ比が好まれるというシンの研究で、この慣行を説明できる。

 現代の若い女性がローライズ・ジーンズをはくのもそうだ。

 お腹をみせるのは10代の女の子たちで、閉経期の女性ではない。

 健康を示すごまかしようのないサインとして、若い女が髪を伸ばすのと同様、多産さを示すごまかしようのないサインとして、若い娘たちがくびれたウエストを誇示する

 この場合も、ブリトニー・スピアーズが超人気アイドルだったから、女の子たちが彼女のまねをしてお腹をみせたのではなく、その逆なのである。

胸を見てしまう理由

 男性たちが豊満な胸の女性を好む理由は、長らく謎だった。

 何しろ女性の胸の大きさは、授乳能力とまったく関係がない。

 胸が小さくても、授乳にはなんら差し支えはなく、巨乳は子育てに有利な特徴ではない。

 では、なぜ男は大きな胸を好むのか?

 ハーバード大学の人類学者フランク・マーローの見識により、1990年代後半でこの謎がようやく解決された。

 マーローが着目したのは、大きくて重たい胸は、年をとるとはっきりわかるほど垂れ下がることだ。

 そのため、大きくて垂れ下がっていない胸は、女性の年齢(ひいては繁殖価)を示すわかりやすい指標になる。

 小さい胸は年をとってもさほど目立って変化しない。

 祖先の環境には、女性の年齢がわかる運転免許証も出生証明書もなかった。

 数字の概念もなく、誕生日の概念すらないから、女性自身も自分の正確な年齢を知らなかった。

 祖先の男たちは、なんらかの身体的な特徴から、女性の年齢と繁殖価を推測しなければならなかった。

 胸の形状はかなり信頼できるサインになるが、それには加齢によってはっきりと形が変わるほど大きな胸である必要がある。

 男たちは、垂れていない大きな胸をもっている女を選べば、確実に若い女と配偶関係を結べる。

 そのためにより大きな胸に魅力を感じるというのが、マーローの仮説である。

 さらに最近、マーロー説に対抗する進化心理学の仮説が提出された。

 ポーランドの女性を対象にした調査で、大きな胸にくびれたウエストをもつ女性は、二種類の生殖ホルモンの血中値が高く、多産であることがわかったのだ。

 つまり、男性はウエストの細い女性を好むのと同じ理由で胸の大きな女性を好むということだ。

 この2つの説のどちらかに軍配を上げるには、さらにデータを積み重ねる必要がある。

 進化心理学では、このようにいくつもの仮説が競合している問題が多くある。

 これは進化心理学が活発で健全な研究分野である証しだ。

 男たちは、胸の大きさなど体の特徴(脂肪のつき具合など)をじかに観察できれば、女の年齢と繁殖価を正確に判断できる。

 だが、女の体を直接観察できない場合はどうするのか?

 たとえば厚着をするなどで、体がおおわれているときは?

 女の年齢を判断するための別の基準が必要になる。

 それが髪の色なのだ

金髪の女性がモテる理由

 ブロンドの女性はなぜ、いつも良い思いをするのか?

 それは男性がブロンドを好むからだ。

 では、なぜ男性はブロンドを好むのか?

 当然、ブロンド女性を好むような心理メカニズムが進化によって形成されたからに他ならない。

 なぜか金髪が理想の女性美の条件とされたのは、少なくとも500年前、ことによると2000年前からだ。

 1812年に過酸化水素で髪を漂白する方法が発明されるよりも以前、古代ローマ時代とルネサンスの時代に女性が髪を金髪に染めていた証拠がある。

 有史以来、女性たちは金髪にさまじい執念をもち、漂白剤なしで髪を染める方法を編みだしたのである。

 男性が金髪を好むのは、金髪女性には色白が多く、男性は色白の女性を好むからだという説もある。

 しかし、この説はまちがっているようだ。

 たしかに男性は色白の女性を好む。肌の色の白さは妊娠率の高さを示す指標になるからだ

 妊娠したり、経口避妊薬を飲んでいると、肌が黒ずむ

 最も色白の人は金髪よりも赤毛であることが多いが、ある調査によると、男女ともに潜在的な配偶相手として赤毛を極端に嫌う傾向がある。

 結局のところ男たちがプロンドを好むのは、豊かなバストを好むのと同じ心理からだということがわかってきた。

 どちらも女性の年齢、ひいては繁殖価を判断する上で正確な指標になる。金髪の特色は、年齢に伴ってはっきりと色合いが変わることだ。

 少女時代は明るい金髪でも、大人になると茶色っぽい髪になる。

 大人になるまで金髪を保てるのは、ごく稀なケースだ。

 つまり金髪の女性と配偶関係を結びたがる男たちは、無意識のうちにより若い女(平均的に言って、より健康で、より多産な女)を求めているのである

 金髪がスカンジナビア諸国など北欧で進化した特徴であるのは偶然ではない。

 北欧の冬はとても寒い。

 人類がその進化の歴史のほとんどを過ごしてきたアフリカでは、男女とも一年中ほとんど裸で生活できる。

 こうした環境では、すでに述べたように脂肪のつき具合やバストの垂れ具合で、男たちは女性の年齢を正確に判断できる。

 極寒の地では、女性は(男性も)厚着をしているので、そうはいかない。

 女性が若さをアピールする手段として、ブロンドが寒い地域で進化したのは、おそらくこのためだろう。

 それに応じて、男たちはブロンド女性と配偶関係を結びたがる趣向を獲得した。

 なぜなら、そうした趣向をもつ男は、無意識のうちにより若くて健康な、妊娠確率の高い女と配偶関係をもつことになり、そうした趣向をもたない男よりも、平均して繁殖成功度が高まるからである。

 ちなみに、このことから、ブロンド女は頭が悪いという固定観念には一定の統計学的な根拠があると考えられる。

 なぜブロンド女はばかだと思われているのだろう。

 前に述べたように、固定観念も含めて、人間の思考は祖先の環境に適応するよう形成されてきた。

 髪を染める技術のなかった祖先の環境(たとえば、一万年前の北欧)で、明るい金髪の女性の平均年齢は、ざっと15歳である。

 同じ環境で、ダークプラウンの髪の女性の平均年齢は、ざっと35歳だ。

 そして15歳の少女は、35歳の女性に比べると、世間知らずで経験が浅く、知恵もついていない。

 とは言えブロンド女は、ダークブラウンの髪の女よりも頭が悪いわけではない。

 若い娘は成熟した女より愚か(知識が少ない)というだけだ。

 古い時代において金髪は、非常に若いことを示す信頼に足る指標なのだ。

 胸の大きい女は頭が悪いという固定観念についても、同じ理屈があてはまるだろう。

 豊胸手術はおろか、ブラジャーさえなかった祖先の環境で、豊満で形のよい胸をもつのは非常に若い女だけだったからだ。

コラム:なぜ男は嫉妬深いのか?

 男の嫉妬深さも、進化によって形成された心理メカニズムだ。

 ヒトと大半の哨乳類では、胎児は母胎内で育つので、メスはお腹の子が自分の子だと安心していられるが、人間を含め動物のオス達は、生まれた子が自分の子かどうか確信がもてない。

 言い換えれば、自分の遺伝子を受け継いでいない子を、それと知らずに育てる「間抜けな寝取られ男(NTR)」になりかねないのだ。

 それはつまり妻が不倫して妊娠し、その子を自分の子だと夫に信じ込ませた場合である。

 推計によると、今日のアメリカでは13%〜20%、ドイツでは9%〜17%の子供が、出生証明書に記載された法律上の父親の遺伝子を受け継いでいないという。

 別の調査では、メキシコの子供の約10%〜14%は、法律上の父親の血を受け継いでいないという。

 それより前にアメリカ、イギリス、フランスで実施された調査では、約10%〜30%という結果が出ている。

 つまり寝取られ男というのは、現実にはあり得ない話ではなく、子どもたちの10人に1人、さらに3人に1人は、遺伝的な結びつきのない男に育てられているのである。

 もう一つ悲しい事実を伝えると、人間を含めた自然界でもオスの約24%は、自分の子孫ではない子どもを育てさせられている(托卵)という調査結果もある。

 生物人類学の観点からは、そもそも人間は恋愛感情と性的欲求を脳内の別々のシステムで動かしているため(これを二重生殖戦略とも呼ぶ)、浮気や不倫は絶えないという考え方がある。

 また世の中の多く男性はより子孫を残す為に多数の女性と性行為を繰り返し、逆に女性はより優れた遺伝子を残す為に優秀な男性と性行為をする。

 ある意味でこうした行為には、男女の双方が生き残るためにおこなってきた生存戦略であるため、近代的な法律による取り締まりで「浮気・不倫」が一向に廃れないのは、上記のような理由があるからだ。

 進化の視点でみると、他の男の子供を育てるために経済的、情緒的な資源を投じる寝取られ男は、次の世代に自分の遺伝子を伝えることができず、資源を無駄にすることになる。

 そのため男には嫉妬深くなる進化的な動機づけが強く働くが、女は子供が自分の子かどうか確実にわかるから、その必要はない。

 この心理メカニズムから、男たちは体を張って妻を守ろうとする。

 これも、妻が他の男と性的接触をする可能性を最小限にするための行為だが、時にそれが悲劇的な結末を招くこともある。

 また恋愛関係では男も女も同じような頻度で、同じように嫉妬の感情を抱くが、何に対して嫉妬を招くかには男女差がある。

 さまざまな文化圏で実施された調査と心理学的な研究から、男性は恋人の性的な不貞に嫉妬することがわかっている。

 その根底には寝取られ男になることへの警戒心がある。

 それとは対照的に、女性は恋人が他の女性に感情的に引かれることに嫉妬する。

 感情的なかかわりをもてば、自分と自分の子に投じられるはずの恋人の資源がライバルにとられるおそれがあるからだ。

 進化心理学に批判的な論客は、こうした結論におもに方法論的な見地から異議を唱えているが、強固な進化の論理と圧倒的に多くの証拠が、ここに述べたような男女の嫉妬の違いを支持している。

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