【真実】オナ禁で元気になるという科学的にも根拠が無い話について

 「オナ禁」という言葉を聞いたことがある人もいるかもしれません。

 これは、性的な行為やオナニーを一定期間やめることで、体や精神にいい影響があるという主張です。

 しかし、このような主張には、科学的にも根拠があるのでしょうか?

 本記事では、オナ禁で元気になるという主張について、科学的な見地から解説していきます。

 適度な性的な行為やオナニーが体や精神に与える影響、そしてオナ禁による影響について、研究結果や専門家の見解をもとに紹介していきます。

 私たちの性行動には、多くの生理的・心理的なメカニズムが働いています。

 それぞれの個人が自分にとって適切な性行動を選ぶことが大切であり、科学的な根拠に基づいた情報を得ることが必要です。

オナ禁は意味がない

 ネット上には「オナ禁をするとテストステロンが増えて元気になった」という話をチラホラ見かけることもあると思います。

 そういった噂のネタ元はおそらく2003年に28人の男性を対象にした実験が原因で、これは参加者に16日のオナ禁を命じたところ、最初の2日~5日まではテストステロンに変化はありませんでした。

 ところが7日目に血中のテストステロンが47.5%も上がったという内容になっています。

 この数字だけ見ると物凄い効果があるようにも見えますが、翌日に再びテストステロンを計ったところ、たった1日で数値がベースラインまで戻ってしまったのです。

 その後、実験が終わるまでテストステロンの上昇は起きず、16日目にはテストステロンが基準値より下がった人も確認されたようです

 どうやらテストステロンの上昇は一時的な現象な上に、最終的にはホルモンバランスが悪化する可能性もあるようです。

他には、2001年にも似たような実験が行われ、10人の男性に21日にわたってオナ禁をしてもらったところ、テストステロンの上昇がみられたものの、すぐに元のレベルに戻ってしまいました。

 以上のデータを見てる限り、オナ禁のテストステロンアップ効果は一時的なものでしかない。

 原因は分かりませんが、逆にテストステロンが下がるケースもあるみたいなので、オススメできる要素はないです。

 さらに一部には定期的なオナニーは精子によくないという噂もありますが、実際には1週間かけて毎日自分磨きをすることで、逆に質が向上することを示唆する研究も存在しています

健康面の改善について

 またオナニーは体に悪いって論調もありましたが、現在では「オナニーは健康的で正常な行為である」ってのが当たり前になってたりします。

 現在の科学界では「オナニーは健康によい」というデータのほうが多く、睡眠の改善、ストレスの軽減、エンドルフィン(痛みをやわらげる化学物質)の促進、自尊心やボディイメージの向上が挙げられます。

 また、31925人の男性を10年にわたって追いかけた観察研究などでは、発射の回数と前立腺がんに逆相関が見られたと報告されております

 簡単に言えば、男性の場合、出せば出すほど前立腺がんのリスクが減るってことですね。

日本でも前立腺がんは急激に増えていて、男性のなかでは患者数が第1位だったりしますから、良い話ではないでしょうか?

 他にもメンタル面に関しては2015年の事例研究で、「オナニーとメンタルの悪化」の関連性を示唆しているのものの、他の研究では「オナニーで気分が改善する」という指摘も多いです。

 例えば40人の女性を対象にした試験では、参加者の自分磨きと感情反応を調べたところ、オナニーにいそしむことで自尊心の向上が確認されました。

 おそらく、自分磨きによって自分の身体をよりよく理解し、毎日を快適に過ごすための方法への理解が進むからだと考察できます。

 もしかしたらオナニーそのものが悪いというよりは、個人が暮らす文化とか自分磨きに罪悪感を抱いているかどうかみたいな要因のほうが大きいのではないでしょうか?

 一応、良い話だけでは読者の中にも怪しむ人がいると思いますので、悪い結果が出てしまった研究についても取り上げます。

 これは417人の男性を対象にした調査で、そのうち257人がオナ禁を試した研究を紹介します。

 研究の結論を先に説明すると、オナ禁を試したことがある人やNoFapに参加したことがある人ほど、自己否定的な感情を抱いたと報告したそうです。

 どうやら、被験者に全体に抑うつ症状や不安のレベルを尋ねたところ、NoFapに参加した人ほど、抑うつ症状、不安、EDを経験していたそうです。

 NoFapはオナ禁を推奨するアメリカ最大のグループであり、「参加すると人生の満足度が上がるだけじゃなくて、精神状態も改善する」と主張してるそうです。

 調査を行った研究チームは、以下のようなことを述べています。

 オナ禁や、それに関連するコミュニティは良い選択肢ではない。そのようなものに手を出すなら、あなたの心配の根底にあるうつ病や不安に焦点を当てる方が、より役に立つだろう。

 ただし、あくまで観察研究なので、これが明確なオナ禁のデメリットなのかは分かりません。

なぜポルノ動画は悪だと言われるのか?

 ケンブリッジ大学の研究によれば、人間の原始的な欲望をかき立てるのポルノについては、ポルノにハマった人の脳は、ドラッグ中毒者の神経とそっくりに変化してしまうと考えているようです。

 また、ポルノには快楽物質であるドーパミンを際限なく出し続ける効果があるため、より一層ポルノにのめり込むようになり、結果として脳がパンクしてしまうということも言及されいます。

 まず先に理解して欲しいのですが、一般的にドーパミンは「脳に快楽をあたえる物質」と思われがちですが、本当はある特定の行動を促す力しかないのです。行為の後に気持ちよくなる(賢者モード)のはエンドルフィンなどが関係しています。

 つまり、ポルノを見ても実際に快楽が得られているわけではなく、「ポルノが見たい」という欲望に動かされてるだけなのです。

 さらに近頃ではアダルトサイト自体にも精神状態を悪化させる作用という研究結果もあります。

 ケース・ウェスタン・リザーブ大学はネットポルノとメンタルヘルスの関係を調べた713名の参加者たちにアンケートを行いました。

 そのうえで1年後に全員の精神状態を再検査したところ、結果は、よくネットポルノを見る人ほど、うつ病を起こしやすい、怒りの発作に襲われやすい、極端な不安にハマりやすいという傾向がありました。

 この調査を行った研究者は、「ポルノグラフィそのものに、精神を病む原因があるわけではない。重要なのはポルノに対する考え方だ。自分をポルノ中毒だとみなすことで、自己の行動に対するネガティブな解釈が生まれてしまう。多くの研究によれば、自己へのネガティブな解釈はメンタルヘルスを悪化させる引き金になる。」と述べています。

 さらに研究者は、「ポルノに関するネガティブなイメージは、すべて精神を病む原因になり得る。アダルトサイトを見ている姿を誰かに目撃されて恥をかいたり、そのせいで結婚生活がギクシャクしたり、上司に見つかって仕事をクビになるかもしれない。こういったポルノに対する不安感は、すべて心理的な疲労を引き起こす。」とも述べています

 つまりポルノ自体が悪いわけではなく、「アダルトサイトは悪くない」と考えれば大きな問題にはならなさそう

 実際、2019年の研究ではポルノなどによる障害の有病率は約3%~6%ぐらいと想定されてるんですけど、そもそも正式な分類がないので正確な判断はめちゃくちゃ難しいそうです。

 他にも2014年の研究では、ポルノ依存に関する研究の多くはデザインが不十分で、偏りが非常に大きい点を強調しています。

 そのうえで、ポルノの使用と有害な影響との因果関係を裏付ける証拠はほとんどないと指摘している。

 2015年の研究では、性的なイメージの視聴に問題を抱えた参加者を調べたが、一般的な中毒に関わる脳の経路が存在しないことが明らかになった。

 つまり、典型的な依存症のモデルが当てはまらない可能性があるとのこと。

 そして上記の研究らを見てもらえば分かる通り、そもそもポルノ系の研究は、ポルノ賛成派と否定派で大きく分かれているので、軍配はどちらにも上がっていません。

 例えば米国セクシュアリティ教育者・カウンセラー・セラピスト協会(AASECT)はポルノについて以下のように述べています。

  • 性依存症またはポルノ依存症を精神保健上の障害として分類することを支持する十分な証拠はない
  • 現時点における性依存症の訓練・治療方法および教育法などが、正確な知識によって適切に行われているとは思えない

 さらにアメリカ心理学会も「精神疾患の診断統計マニュアル(DSM-5)の第5版にポルノ依存を入れるべきか?」というような提案も出たようですが、最終的には「この診断を支持する十分な証拠がない」という理由で立ち消えになってます

 アメリカ心理学会(APA)の論説では賛成派と否定派が論争しているような始末なので、「ポルノが悪&善である」という結論は現状まったく出来ません。

 一応、下にある過去の記事でも書きましたが、個人的にはポルノ動画からの直接的な悪影響よりも動画を見た男女が誤った性知識を覚えた結果として恋愛などに問題を抱えているからでは?という点が気になっています。

といっても全体的な結論が出ていなので、なんと言えません。

その上で『インターネットポルノ中毒』みたいな書籍は、どういうつもりで出版したのかちょっと分からないですね。

男性はどのくらいの頻度で射精すべきか?

 ここでは射精回数はどの程度までにするのか?という問題について述べて行きます。

 まずこの問題について、大きな結論から話すと「誰も明確な答えをわかってないから、何回でもいいのでは?」というものです。

 適切な射精の回数を示したデータもなくはないんですけど、いまとのころ明確に言えるだけの素材がないもんで。

 他にもいくつか研究について触れておくと、以下のようになります。

  •  「男性は月に21回以上射精するべき」って考え方は、ハーバード大学医学部の研究が元ネタだと思われる。これによると、月に21回以上射精している男性は、月に4~7回しか射精していない男性に比べて、前立腺がんの発症リスクが31%も低かった。ただし、このデータは、みんなの自己申告をもとにした調査なので、実態からは数字がブレている可能性はそこそこある。
  •  頻繁な射精が前立腺がんのリスクを下げるのは、オ〇ニーのおかげで、前立腺から炎症を引き起こす毒素や刺激物が取り除かれるからだと主張されるケースがある。とはいえ、この説には異論も少なくない。たとえば、2004年にジョンズホプキンス大学などが発表した研究(R)だと、頻繁な射精と前立腺がんリスク低下との関連性は認められていない。
  •  ケンブリッジ大学などが2008年に発表した研究では、射精の回数が多い若い男性は、 20代および30代における前立腺がんのリスクは逆に高かった。
  •  四川大学が2018年に発表した研究だと、「週に2~4回程度の射精で、もっとも前立腺がんのリスクが下がる」と報告し、それ以上の頻度だとリスクは低下しなかったそうです。

 現在は「射精はがんリスクを下げるが、何回が適切かは正確に分からない。年齢によっても変わってくるだろうなので正確なことは言えない」という感じです。

 いまのところハッキリ言えるのは「毎日の射精が身体に悪い」ことを示したデータは存在しないってところでして、別に1日に何回もしようが身体的な副作用がないのは、ほぼ間違いないはずです。

コラム:先進国では童貞が増えている?

 オナ禁に触れたので、補足として昨今の童貞についても触れておこうと思います。

 例えばアメリカでは「なぜ若者の童貞率があがったのか?」を調べた論文が出ております。

 一応、アメリカのデータではありますが、その議論は日本でも当てはそうです。

 これはサンディエゴ州立大学の研究で、33380人のアメリカ人を対象にし、1972年から始まった国の統計データを使って、全員の18才以降からの性行為の回数を調べました。

 すると最近になって生まれた世代ほど童貞&処女の割合が高くなる傾向がハッキリ出たんですな。

 日本だとここまで大規模な調査はありませんが、「若者の童貞率が高い」とは結構色々なところで言われていますね。

 似たようなデータはほかの先進国にもありまして、おそらく世界的な現象の可能性があります。

 こういった現象が起きる理由について、研究者は以下の3つを想定しております。

  • 性病への意識が高まったから?:ミレニアルズが生まれた1990年代は、エイズへの注目が集まった時代。 そのせいで性行為への恐怖意識がすり込まれたんじゃないか?ただし、童貞率の増加は1970年代から少しずつ高くなっているので、この説明はやや苦しいですね。
  • 晩婚化の影響?:アメリカでは晩婚化が進んでおり、1965〜1979年生まれは32才までに48%が結婚していたのに対し、ミレニアルズは26%だったとか。この差が童貞&処女率の数字を押し上げてるんじゃないか、と。先進国では大半が晩婚化しているので可能性はありそうです。
  • 個人主義の影響?:最近になって生まれた世代ほど「自分は自分、他人は他人!」って意識が強いのが原因じゃないかって説。要するに、「30代で童貞なんてあり得ない」という世間の圧力が、昔にくらべて薄くなってきたのではないか?というみたいです。

  実際、ミレニアルズは昔にくらべて高齢の童貞率は高いですが、初体験を向かえる年齢も下がってる傾向もあったそうです。

 このあたりも、世間的なプレッシャーが昔よりやわらいだせいなのかもしれません。

 その意味では、「男が弱くなったのだ」というような説はあやしげですね。

 他にも「昔にくらべて娯楽が多いからでは?」、「経済的な余裕がないからでは?」といった理由も考えられるため、ひとつの原因に特定するのは難しいですが。

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コラム2:童貞率は遺伝子で説明できる?

 「ネイチャージェネティクス」という、ちゃんとした科学雑誌に掲載されたケンブリッジ大学の研究では、約12万5000人のDNAを解析しました。

 その結果、「初体験」の時期を左右する遺伝子が38個ほど見つかったそうです

 これらの遺伝子は、おもに性ホルモンの分泌量や第二次性徴の時期をコントロールしており、自然と初体験の年齢差につながっていくようです。

  • CADM2:リスクを好む脳を形作る遺伝子。失敗を恐れなくなるので、積極的に異性にアプローチするようになるが、その影響度は10分の1ぐらい。
  • MSRA:短気な性格を形作る遺伝子で初体験の年齢が18才以下の人に多いらしいです。衝動を制御できないので、自然と初体験の年齢が速くなるようです。

 要するに、早熟でリスクを好む人ほど初体験の年齢も早いそうです。

 調査を行った研究者は以下のようなことを述べています。

 私たちは、世界で初めて「初体験」の遺伝的要素の計算を行った。これによれば、初体験に関する遺伝の影響度は25%だ。つまり、4分の1は生まれつきの問題で、4分の3は環境の問題だ。

 この25%という数字をどう解釈するかは難しいところですが、「自分が童貞なのは遺伝かも」と思うも「やはり童貞卒業には環境の整備が大事である」と思うのも個人の受け取りかた次第になります。

参考文献

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