ストレス軽減から睡眠改善まで:音楽がもたらす健康効果と活用法

 現代社会では、激しいストレスや不安に悩まされる人が多くなっています。

 こうした状況において、リラックスや健康効果が高い音楽は、私たちの心身の健康をサポートするための有効な手段として注目されています。

 リラックスや健康効果が高い音楽は、その音楽の特性やテンポ、リズム、歌詞、音色などが、私たちの脳や心理的な状態に大きな影響を与えることによって、リラックスや健康効果をもたらします。

 また、このような音楽を聴くことで、ストレスを減らし、心身をリフレッシュさせることができます。

 本記事では、リラックスや健康効果が高い音楽の特徴や、その活用法について詳しく解説していきます。

好きな音楽で性格がわかる?

 実のところ「性格によって好きな音楽は変化する」という研究は定期的に行われており、6大陸の約100カ国に住む35万人からデータを集めて、自分の音楽の好みと性格を報告してもらい、両者の関係性を調査した研究では以下のような結論が出ました。

  • 外向性が高い人は現代音楽を好み、明るく、前向きで、踊りやすい特徴を持つ音楽が好き
  • 誠実性が高い人は気取らない音楽を好み、攻撃的で反抗的なテーマを特徴とする激しい音楽は好まない
  • 協調性が高い人は、メローで気取らない音楽を好む
  • 神経症傾向が高い人は、より攻撃的なテーマを含む激しい音楽スタイルを好む
  • 開放性が高い人は、メローな音楽、現代的な音楽、激しい音楽、洗練された音楽など、さまざまなスタイルを好む。

 ちなみに、この研究で採用された音楽の分類は以下のようになっています。

  • メロー:ソフトロック、R&B、アダルトコンテンポラリーなど、ロマンチックでゆったりとした静かな音楽
  • 気取らない:カントリーのジャンルに典型的な、複雑でなく、リラックスでき、攻撃的でない音楽
  • 洗練された:クラシック、オペラ、アバンギャルド、伝統的なジャズなど、刺激的で複雑、かつダイナミックな音楽
  • 攻撃的: クラシックロック、パンク、ヘビーメタル、パワーポップなどのジャンルに特徴的な、ラウドでアグレッシブな音楽
  • 現代的:ラップ、エレクトロニカ、ラテン、ユーロポップなどに見られる、リズミカル、アップビート、エレクトロニックなどの属性を持つ音楽

 この調査を行た研究チームは以下のような考察を述べています。

 音楽と性格の間に見られるパターンが、世界中で再現されていることに驚いた。人々は地理、言語、文化によって分断されているかもしれないが、世界のある地域の内向的な人が、他の地域の内向的な人と同じ音楽を好むとしたら、音楽が非常に強力な架け橋になり得ることを示唆する。音楽は、人々がお互いを理解し、共通点を見出すのに役立つ。

 また、神経症傾向が強い人は、孤独を表現するために悲しい音楽を好むか、気分を変えるために明るい音楽を好むか、どちらかに分かれると思っていたが、実際には、平均してより攻撃的な音楽スタイルを好むようだ。これは、おそらく内なる怒りやフラストレーションを反映しているのだろう。

なんで音楽は人を仲良くさせるのか?問題

 音楽を聴くことのメリットについての知見は多いですが、「音楽はなんで人を結びつける効果が高いのか?」という疑問をバル・アイラン大学は過去の神経科学の文献をまとめた上で、「音楽の社会的な機能と脳」について調査しました。

 そもそもなぜこういう調査をしたかと言えば、以下のような問題意識があるからだそうです。

  • 新型コロナウィルスで、インターネットを介した音楽ムーブメントが世界中で流行した理由とは?

 そして分析の結果、音楽の機能と効能について、チームは以下のように報告しました。

  • 共感回路:音楽を介した交流により脳の共感システムが作動し、他者の感覚に同調しやすくなる。
  • オキシトシン:音楽に合わせて歌ったり体を動かすことで分泌され、他者との社会的な結びつきを感じさせる。
  • ドーパミン:快感をもたらす神経伝達物質。音楽への期待によって分泌され、報酬やモチベーションの感覚をもたらす。
  • 言語構造:そもそも古代では音楽は言語と並ぶコミュニケーションツールであり、言語よりも深いエリアを刺激することがわかっている。
  • コルチゾール:ご存じストレスホルモン。みんなで歌ったり、グループで一緒に音楽を聴いたりすると、脳内で分泌量が下がる。

 簡単に言えば、人間が音楽を作ったり聞いたりするときに使う脳や神経伝達物質の働きは、人間の他者理解、共感、協調にも関わっているということです。

 音楽で人と結びつくような気分になるのは、意外にも脳の基盤が関係しているようです。

好きな音楽を聴くと頭が良くなる?

 かつては「モーツァルトを聞くと頭が良くなる」という疑似科学が流布した時期もありましたが、すでに完全否定されて久しい話ですね。

 ところがトロント大学などから「好きな音楽を聴くと頭が良くなるかもしれない」という可能性を提示しておりました。

 まず簡単に実験の内容を説明しておくと、下記の通りになります。

  • 14人の参加者(非ミュージシャン8人とミュージシャン6人)を集める
  • 自伝的な音楽を厳選したプレイリストを作り、3週間かけて1日1時間ずつ聴いてもらう
  • 音楽を聞く前後に脳スキャンを行い、脳機能と構造の変化を調べる
  • 脳スキャンのあいだ、参加者には自伝的な音楽とそうでない音楽の両方を聴く

 「自伝的な音楽」という単語は耳慣れない言葉ですけど、簡単に言うと「個人的な意味が大きい音楽」のことで、「結婚式で使った」とか「落ち込んでたときに救われた」といった個人の体験に関連した音楽を指している場合が多いですね。

 そして調査した結果、下記のようなことが確認されました。

  • 最近の新しい曲を聴いたとき、脳活動は主に聴覚皮質で起こり、音楽の経験に経験に集中していることがわかった
  • 参加者が昔から知っている音楽を聴いたときには、前頭前野のネットワークに活性が見られ、実行的認知の関与が明らかに示された。

 簡単に言えば「自伝的な音楽を聞いているときは、人間はいろんな脳のエリアが活性化する」ってことです。

 特に自伝的な音楽ってのは、実行機能(計画、計算、抑制の制御)に関係するエリアを含む広い領域を活性化していたそうです。

 調査を行った研究チームは、以下のような考察をしております。

 音楽家であろうとなかろうと、音楽はあなたの記憶、つまり前頭前野へのアクセスキーなのだ。単純なことですが、ずっと好きだった音楽を聴き続けることだ。ずっと好きだった曲、自分にとって特に意味のある曲、それが脳内をジムにしてくれる。

 あくまで小規模な研究なので、これだけでは判断しづらいところですが、好きな曲を聞くだけで脳が活性化すると考えればお金がかからないので、試す価値をありそうですね。

特定の音楽で睡眠が改善する?

 フリブール大学などの調査では、睡眠に問題がない27人の女性を対象に実験を行ったところ、「深い睡眠を45%近く改善させる音楽がある」という結果になりました。

 実験では以下のように全体を2のグループに分けて行われました。

  • 研究者が作った睡眠用の音楽を聞いてから昼寝
  • 睡眠誘導テキストの朗読音声を聞いてから昼寝

 その後、全員に90分ほど昼寝をしてもらったところ、結果は以下のようになりました。

  • 音楽を聞いたグループは浅い睡眠の量が減り、深い睡眠の量が46.18%ほど増えた
  • 主観的なぐっすり感も、音楽を聞いたグループの方が上だった
  • 音楽のメリットは、催眠にかかりにくい人ほど得られやすかった

 やはり睡眠音楽は眠りの質を上げてくれたようです。

 ちなみに、「催眠にかかりにくい人ほど音楽の効果がある」という点については、「催眠にかかりにくい人は言語より音楽の方を受け入れやすいからでは?」と推測されておりました。

創造性を高めるのはビバルディの「四季」?

 マッキンゼーの調査によれば世の中の仕事の7割は創造性が求められるそうです。

 そんな中、ラドバウド大学の実験では、155人の男女を対象にしたところ「創造性がアップする音楽が判明した」という結果になっております。

 まずは全員を4つのグループにわけて、それぞれに4パターンの感情を引き起こすような音楽を聞いてもらったらしい。それぞれYou Tubeにリンクを貼っときますのでご参照ください。

  • 落ち着き:サン=サーンス「動物の謝肉祭」
  • 幸福:ビバルディ「四季」
  • 悲しみ:サミュエル・バーバー「弦楽のためのアダージョ」
  • 不安:ホルスト「火星、戦争をもたらす者」

 それぞれのグループは、音楽を聞きながら創造性のテストを実行し、どの曲を聞いたときにもっとも良いアイデアを思いつくかを調査しました。

 その結果は「四季」が一番成績が良かったそうです。

 他の曲に比べて劇的な変化というわけではないものの、パキッとした差は出てます。

 調査を行った研究者は、以下のような考察をしています。

 “幸福な音楽”(ポジティブな気分や高揚感をもたらすクラシック音楽のような)は、何も聞かない状態にくらべて拡散思考を増やしやすい。その代わり、収束思考には変化をあたえない。

 「拡散的思考」とは1つの問題に対して複数の解答を思いつく能力で、いろんなアイデアを思いつくかどうかで、逆に収束思考ってのは複数の問題から1つの解答を導き出す能力のことです。

 基本的には、なんかの企画を考えなきゃいけないときは拡散思考が必要で、その企画を現実化する段階では収束思考が大事って感じですね。

 さらに研究者は以下のような考察も行っています。

 クリエイティブな発想を生み出すためには、忍耐力と柔軟性の両方が必要となる。そして、問題の種類や状況によって、忍耐力と柔軟性の比重は変わっていく。

 ある問題については、いくつかの可能性や視点を粘り強く掘ったほうが有効だろう。しかし、状況が行き詰った場合は、そも問題を深く掘るよりも、どこか別の場所を掘ったほうがいいかもしれない。

 ハッピーな音楽を聞くと、問題に取り組む際の忍耐力と柔軟性の両方が高まるそうです。

 実験では「四季」を使用していますが、自分が良い気分になれそうなら問題なさそうなので、アイデアが欲しいときは陽気な音楽を聞いてみてもいいかもしれません。

音楽は運動のパフォーマンスを上げるのか?

 「エクササイズには音楽が有効である」とは思ってるものの、具体的に「なんで音楽が効くの?」ってとこについては意外とわかってなかったりします。

 この点がハッキリすれば、より効率よく音楽の力を生かせるはずなのは自明でしょう。

 「運動と音楽」研究の第一人者であるコスタス・カラゲオギス博士が、過去の文献をまとめたメタアナリティックレビューを出しました。

 具体的には、1911年から2017年の間に発表された先行研究から精度が高めな139件をピックアップし、音楽のパワーとはどのようなものなのかを調査しました。

 最終的には音楽から得られるメリットを、以下の4つのカテゴリーにまとめました。

  • ポジティブな感情を高める(g = 0.48):自分で作ったプレイリストを聞くと、人間はポジティブな感情と幸せな思い出が呼び起こされて、一種の解離状態になる(現実から切り離された感じ。そのためエクササイズが楽になる)
  • 身体能力を向上させる(g = 0.31):テンポの速い音楽は体の動きとシンクロするため、身体パフォーマンスが高まる。そのため、反復的でリズミカルな有酸素運動には特に良い。
  • 運動負荷の知覚を減らす(g = 0.22):音楽はフロー状態を生み出す傾向があり、そのせいでない的なモチベーションが促進され、キツめの運動を簡単なように思わせてくれる。
  • 酸素利用が最適化される(g = 0.15):音楽は血流を増加させる働きがあるため、おかげで生理学的効率が改善され、必要な酸素摂取量を減らすことができる(つまり、燃費のいい状態を作り出してくれる)

 調査を行った研究チームは、以下のような考察を行いました。

 エクササイズ中の音楽がポジティブな気分をうながす点について、驚く人はいないだろう。しかし、音楽が実際に身体パフォーマンスを大きく向上させるという事実はやや驚きだろう。

 一般的に、テンポが速い音楽は、遅い音楽よりも大きなメリットをもたらす。そして、音楽と同じペースでトレーニングをすることで、さらにメリットは大きくなる。

 だいたいBPMが120以上の曲を使いつつ、意識してそのペースに体の動きを合わせていくことで、エクササイズの効率は良くなるそうですね。

 エクササイズにふさわしい音楽を選ぶ際は、以下を基準にしてみてください。

  • 自分が過去に味わった「ポジティブな体験」とつながりがある曲を選ぶ(好きな映画音楽とかでも良い)
  • 動きをシンクロさせやすい曲を選ぶ(転調がなくて、音ハメしやすいポイントが多いようなやつ)
    とにかくアップテンポな曲を選ぶ
  • いったん曲を選んだら、その曲がもたらすポジティブな感情と運動が脳内で結びつくまで繰り返す

音楽は間違いなくメンタルに良い?

 音楽がメンタルにいいの複数の研究からも判明していることで、実際、アメリカ心理学会が認める「本当に効く8つのストレス解消法」のひとつにも選ばれてたりします。

 ただ、音楽セラピーはまだ研究例が少ない分野であり、果たしてどのレベルまで鬱や不安の症状に効くのか?という点については疑問も残ります。

 そんな状況下、フィンランドから質が高いデータが出ており、これは大うつ病に悩む79人の男女を対象にした研究で、年齢は18〜50歳のあいだ。

まずは全体を以下のように2つのグループに分けております。

  • 音楽セラピーグループ:標準治療に20回の音楽セラピーセッションをつける
  • 標準セラピーグループ:標準治療にカウンセリングをつける

 ここでいう標準治療は、サイコセラピーや薬物治療の組み合わせを使ったものを意味しております。

 いっぽうで音楽セラピーグループが行ったのは、以下のようなものです。

  • ドラムを叩く
  • 木琴を習う
  • シンセサイザーを弾く

 1セッション60分ずつ行っております。

 普通に好きな音楽を聞くというよりは、積極的に楽器で遊んでいくタイプのセラピーのようですね。

 実験期間は6カ月で、結論は以下の様になりました。

  • 音楽セラピーグループは鬱の症状が全体の45%改善!(MADRSで-10.5ポイント)
  • 標準セラピーグループは鬱の症状が全体の22%改善!(MADRSで-7ポイント)

 音楽セラピーがかなりの効率をたたき出していて、これは思ったよりも差が出た感じじゃないでしょうか。

 音楽セラピーグループはとくに3カ月時点での改善率がすごくて、あとは6カ月まで横ばいになってますね。

 また、ここでは不安症状の改善率を測った結果、以下の様になりました。

  • 音楽セラピーグループは不安が-4.1ポイント改善(HADS使用)
  • 標準セラピーグループは不安が-2.4ポイント改善

 こちらもなかなかの差が出ましたねぇ。

 この研究は不安障害をターゲットにした実験じゃないんですが、過去には類似のデータ(R)で似たような成果が報告されてるんで、やはり音楽は落ち着かない気持ちに効くのだろうなーとか思うわけです。

 もっとも、この実験は音楽セラピーグループとコントロール群が同じ量の介入を受けていないので、その点は弱みでもあります。

 つまり、本当に「音楽」がメンタルに効いたのか、セラピー量が多かったからうつ病が改善したのかは分かりずらいということです。

 また今回の研究は「音楽を聞くだけでも効果があるの?」という点については触れていなので、今後の課題ではあると思います。

 ともあれ、今回の研究は過去の音楽セラピー系データと比べても、かなり質は高い調査になっているのでメンタルが悪化している人は取り入れてみる価値は十分にあると思います。

ヘビメタは人の心をポジティブにする?

 「ハードな音楽は人をポジティブにする!」って実験がおもしろいのでメモ(1)。これは豪クイーンズランド大学の研究で、ヘビメタやハードコアのような激しい音楽が、ヒトの心にあたえる影響を調べたんですね。

 実験の参加者は、ふだんからヘビメタやパンク、スクリーモなんかを聞いてる、ゴリゴリのハードミュージックファンたちが39人。年齢は18〜34才の範囲に散らばっております。

 まずは全員に16分のインタビューをおこない、「自分の人生で腹がたった体験」を何個か思い出してもらいました。

 そのうえで参加者を以下のように2つにわけて作業を行ってもらいました。

  • ハードな音楽を10分聞く
  • 何も聞かずに10分だけ待つ

 すると、ヘビメタやパンクを聞いたグループは、ストレスやイライラの感情レベルが大幅に下がったようです。

 調査を行った研究者は以下のような考察をしています。

 敵意、興奮、ストレスなどが、ハードな音楽によって減少していた。なかでも、もっとも変化したのは「やる気」のレベルだった。ハードな音楽はネガティブな感情を減らし、ポジティブな感情を増やすようだ。

 怒りを感じたとき、ハードな音楽のファンは、その怒りにマッチした音楽を聞こうとする。音楽は、彼らが感じている感情をくわしく見つめるために役立ってくれる。そして、より活動的でポジティブな感情が生まれるのだ。

 怒ったときは怒りに関する曲を、鬱になったときは悲しい曲を聞くことで、ヒトは内面の感情をより深く調べているので、自分の感情を客観的に見る視点が生まれ、ネガティブな気持ちに対処できるようになるようです。

 さらに調査を行った研究者は以下のようなことも述べています。

 ハードな音楽ファンが選んだ曲は、半分が怒りや憎しみをテーマにしており、残りの半分は孤独や悲しみがテーマだった。しかし、彼らはみなハードな音楽を聞くことにより、幸福感や愛の感情が生まれていた。これらの結果は、彼らがハードな音楽を「自己コントロール」の目的で使っていることを示している。

 怒りに満ちた曲で怒りの感情が増幅するわけではなく、逆に自己をコントロールする手段になり得るかもしれませんね。

【参考文献】

・Ballmann CG, McCullum MJ, Rogers RR, Marshall MR, Williams TD. Effects of Preferred vs. Nonpreferred Music on Resistance Exercise Performance. J Strength Cond Res. 2021 Jun 1;35(6):1650-1655. doi: 10.1519/JSC.0000000000002981. PMID: 30531416.

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・Fischer, Corinne E. et al. ‘Long-Known Music Exposure Effects on Brain Imaging and Cognition in Early-Stage Cognitive Decline: A Pilot Study’. 1 Jan. 2021 : 819 – 833.

・Greenberg DM, Decety J, Gordon I. The social neuroscience of music: Understanding the social brain through human song. Am Psychol. 2021 Oct;76(7):1172-1185. doi: 10.1037/amp0000819. Epub 2021 Jun 10. PMID: 34110844.

・Ritter SM, Ferguson S. Happy creativity: Listening to happy music facilitates divergent thinking. PLoS One. 2017 Sep 6;12(9):e0182210. doi: 10.1371/journal.pone.0182210. PMID: 28877176; PMCID: PMC5587106.

・Sharman Leah, Dingle Genevieve A.Extreme Metal Music and Anger Processing,Frontiers in Human Neuroscience,9,2015,https://www.frontiersin.org/articles/10.3389/fnhum.2015.00272,DOI=10.3389/fnhum.2015.00272

・Terry PC, Karageorghis CI, Curran ML, Martin OV, Parsons-Smith RL. Effects of music in exercise and sport: A meta-analytic review. Psychol Bull. 2020 Feb;146(2):91-117. doi: 10.1037/bul0000216. Epub 2019 Dec 5. PMID: 31804098.

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